【2025年5月22日(木) 為替市況 簡単 まとめ】円、3日ぶりに反落じゃ〜
米金利落ち着き、リスク回避が後退。ドルに資金が戻ったのう
5月22日(木)のニューヨーク外国為替市場では、円相場が反落したのじゃ。
終値は1ドル=143円90銭〜144円00銭、前日比で25銭の円安・ドル高となったぞい。
この日、注目されたのは米長期金利の動きじゃな。
一時は4.62%と約3カ月ぶりの高水準をつけたものの、
その後は持ち高調整による債券買いが入り、利回りは落ち着いたのじゃ。
この金利の動きに合わせて、
「米国資産から逃げる流れも、ちょっと一服じゃな」という空気になり、
円売り・ドル買いがじわじわと優勢となったのじゃ。
為替介入観測の後退も、円の重しに
前日にはカナダで加藤勝信財務相とベッセント米財務長官が会談を行い、
「為替レートは市場で決まるべき」との認識で一致したとのことじゃ。
これを受けて、市場では「円安是正の圧力はなさそうじゃな」という見方が広まり、
円の上値を重くする要因となったのう。
米減税法案の可決で財政懸念くすぶる
とはいえ、円の下値はそう簡単には崩れんかったのう。
22日には米下院がトランプ政権の大型減税法案を可決したというニュースが入り、
「また財政赤字が広がるのでは?」と警戒する声が再燃。
ドルへの信頼が揺らぐ中、再び円買い・ドル売りの流れも出ておったぞい。
この日の円の高値は143円27銭、安値は144円33銭じゃった。
ユーロは軟調、景気指標が重しに
円はユーロに対しては続伸し、
1ユーロ=162円30〜40銭で、40銭の円高・ユーロ安となったのじゃ。
一方で、ユーロはドルに対して4営業日ぶりに反落。
1ユーロ=1.1275〜85ドル、前日比で0.0050ドルのユーロ安・ドル高じゃった。
背景には、欧州の景気指標が予想より弱かったという報道があり、
「ちょっとユーロは買いづらいのう」という心理が働いたようじゃな。
ユーロの安値は1.1255ドル、高値は1.1315ドルじゃったぞい。
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