【2025年5月5日 為替市況まとめ】ドル買い一服で円が続伸じゃ
米中交渉の熱が冷め、ポジション調整で円買い優勢になったの〜
5月5日(月)のニューヨーク外国為替市場では、円相場が続伸したぞい。
1ドル=143円65〜75銭で取引を終え、前週末比で1円25銭の円高・ドル安となったのじゃ。
前週には、米中の貿易交渉が進展するんじゃないかという期待が広がって、円は一時145円台後半まで売られたんじゃが…
トランプ大統領が「習近平国家主席と直接会う予定はない」と話したことで、その熱気がやや冷めてきたのう。
これまで積み上がっていた円売り・ドル買いのポジションを手仕舞う動きが活発化して、調整的な円買いが優勢となったわけじゃ。
台湾ドル高でアジア通貨が上昇、円にも波及じゃ
この日は台湾ドルも米ドルに対して大きく上昇したんじゃ。
「台湾が関税交渉の一環で通貨を切り上げることに合意したのでは?」という観測が市場に広がったの〜。
台湾当局はすぐにその報道を否定したんじゃが、市場の反応は素早かったのう。
台湾ドルが買われると、同じアジア圏通貨の円にも“つられ買い”が入った形になったんじゃ。
米経済の底堅さが円の上値を抑えたの〜
一方、円の勢いは途中で鈍った場面もあったぞい。
理由は、米国で発表された4月のISM非製造業景況感指数が市場予想を上回る好結果だったからなんじゃ。
「関税で米経済が弱るんじゃないか?」という懸念が根強いなかでも、
サービス業が意外と元気だとわかって、ドルを買う動きが出たんじゃな。
この日の円の高値は143円54銭、安値は144円23銭だったの〜。
ユーロも円も続伸!ドル独り負けの様相じゃ
円はユーロに対しても続伸して、
1ユーロ=162円60〜70銭で、こちらも1円25銭の円高・ユーロ安になったんじゃ。
また、ユーロはドルに対しても上昇。
終値は1ユーロ=1.1310〜20ドルで、0.0015ドルのユーロ高・ドル安だったのう。
米中交渉に対する期待がややトーンダウンしたことが、
「とりあえずドルは売っとこうかの〜」という空気を作ったようじゃ。
ユーロの高値は1.1364ドル、安値は1.1297ドルだったの〜。
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