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昨日の相場・経済の状況

【米国】FOMCが政策金利を変更せずに維持したことが市場に安堵感

2024年3月20日の外国為替市場の概況

米ドル/円: 151.25円
ユーロ/米ドル: 1.0921ドル
ユーロ/円: 165.05円
ポンド/円: 193.37円
ポンド/米ドル: 1.2783ドル

ニューヨーク外国為替市場では、日銀の金融緩和策の継続により円売りが継続されていました。

日経新聞の日銀の利上げ時期に関する記事が出た際には、市場に一時的な買いの動きが見られましたが、すぐに元の状態に戻りました。

FOMCの決定により政策金利が維持され、年内の利下げ予想が3回で変わらなかったため、一時的にドル売りが進みました。

米ドル/円は、151.62円でのもみ合いが続いていましたが、日銀の追加利上げに関する報道を受けて円が買われ、150.71円まで下落しました。

ただし、この報道は「観測」であり、市場の反応は一時的でした。その後、市場は再び調整し、151.25円で取引が終了しました。

ユーロ/米ドルについては、ラガルドECB総裁の利下げに関する楽観的な発言を受けて、ユーロが一時的に下落しましたが、その後ニューヨーク市場での買い戻しにより、1.0922ドルまで回復しました。

株式市場の動向

NYダウ平均: 39,508.63ドル、上昇幅403.03ドル（+1.03%）
NASDAQ総合: 16,367.72ドル、上昇幅201.61ドル（+1.24%）
S&P500: 5,222.36ドル、上昇幅44.36ドル（+0.85%）

株式市場では、FOMCの会合で政策金利が維持され、市場の予想通り年内の利下げ予想が変わらずに3回とされたことが好感されました。

この決定は、市場に安心感を与え、特に景気敏感な株式に対する買いが進みました。

結果として、NYダウ平均とS&P500は史上最高値を更新しました。

債券・商品先物の動向

米国債10年: 利回りは4.277%で、前日比で0.016ポイントの低下。
NY原油（WTI）: バレルあたり81.30ドルで、前日比で1.32%の下落。
NY金（COMEX）: オンスあたり2,189.6ドルで、前日比で1.32%の上昇。

債券市場では、米国債の10年物利回りがわずかに下落しました。

原油価格は下落した一方で、金価格は上昇しました。

これらの動きは、さまざまな市場参加者のリスク評価や景気見通しの変化を反映している可能性があります。

特に金価格の上昇は、投資家が安全資産を求めたことを示唆しているかもしれません。

【日本】日経平均株価の大幅上昇を受けて、円安が進行

相場概要（為替・株式）

3月20日の東京外国為替市場は、日経平均株価が一時1,000円超の上昇をしたことを受けて円が売られる展開となった。

引けにかけては円売りも落ち着いたが、ニューヨーク時間に控えているFOMCを前に積極的な動きを見せることはなかった。

米ドル円は、東京オープン後に日経平均株価の上昇を支えに、151円を突破した。

しかしその後は勢いなくもみ合いが続いた。ニューヨーク時間に控えているFOMCを前に積極的な取引は控えられており、様子見ムードとなっている。

ユーロドルは、小幅ながらもユーロ高が進行した。

1.0872ドルまで上値を伸ばしたところで、前日揉み合ったところが意識され、利確売りが入りやすくなった。

引けにかけては売りが進み1.0865ドルで引けた。

ユーロ円は、ドル円の上昇につられて上値をじりじりと伸ばした。

しかし160.74まで上値を伸ばしたところで買いが一服し、ドル円の下げにつれて売りが入りやすくなった。

164.50まで売り戻しが入り、164.59円で引けた。

また、FOMCの結果を控える市場の慎重な動きも見られ、これが各通貨ペアの取引における様子見ムードに繋がったと考えられます。